2012年7月5日木曜日

入院日記(覚書)

まさかの入院から一週間・・・・
退院しました(笑)

本人はただの更年期障害くらいの気持ちでしたが
色んな病気の嫌疑を掛けられ(爆)結構大慌ての一週間になりました。

近所の診療所に行きました。
最初は腎臓結石。確かに痛みもあり、X線では石らしき姿も確認。
この石が体外に出れば一件落着!と思っていたら・・・・
次の疑いは、腎盂腎炎。
熱が下がらず、尿潜血、汚れもあり、なるほど、腎盂腎炎か・・・と
抗生剤の経口投与開始。
もともと抗生剤を服用するとお腹を壊す体質。。。
案の定、トイレが住まいに(大泣)

翌々日。咽喉の痛みが酷く、耳鼻科に受診。
咽頭炎ではないようで、風邪ではないけど声帯の所が赤くなっているそう。
なんだろうね~?内科から薬も出ているようだし、耳鼻科領域じゃないなぁ・・・

4日経っても熱は下がらず・・・・下痢症状が酷い。。。(泣)
抗生剤を中止したいと医師に直談判。
尿検査をすると、以前よりは改善されているので、抗生剤をやめてヨシと
医者に言われ、下痢から解放される喜びを味わっている矢先・・・

亜急性甲状腺炎の疑いが掛けられました。。。
腎盂腎炎ではなく、亜急性甲状腺炎かもしれないと
首の超音波検査を初体験。。。。
腹部や心臓の超音波は、以前やった事があるが、首も見れるのね・・・
はっきりとした事は分からないので、血液検査をする事に。。。
採血。。。結果は一週間後に聞きに来て下さいと言われ帰宅しました。

翌日、留守電にメッセージ。
血液検査の結果が出たから、聞きに来て下さいとドクターが言っています。
えっ?だって一週間後って言ってたじゃん????
疑問を持ちながらも、診療所に行くと。。。。。

「検査結果が異常値をさしていますので、直ぐに大きな病院に行って下さい。
紹介状を書きます。総合内科の先生にも電話連絡しましたので、直ぐ行って下さい!」

「なんか、とんでもない事になっているんですか?腎盂腎炎と
亜急性甲状腺炎の疑いと言われましたが違ったんですか?」

「亜急性甲状腺炎ではないようです。腎盂腎炎は疑いがあります。ですが、それ以上に
検査の数値が気になるので、早く受診をするべきです。」

「明日じゃダメですか?」

「ダメです。命に関わる事です・・・・そのまま、入院になるかもしれません。」

えっ?命に関わる????????

仕方が無いので、大学病院に行きました。
直ぐに総合内科に回され、診療所の先生が連絡をして下さっていたお陰か、
CT・尿・血液検査と立て続けにあっちこっちに連れまわされました(疲)

総合内科の先生曰く、

「詳しい血液検査は明日分かりますが、今から入院の手続きに入って下さい。」
と、ここでも、有無も言わせず入院の言葉・・・・

「猫が居るんです。その子の世話をしてくれる人の手配とかしないと入院できません。
明日じゃダメですか?」

「猫より、貴方の身体の方が大事です。簡単な問題ではないんですよ・・・・」

なんだか、深刻な状況。

腎臓結石じゃなかったの?腎盂腎炎じゃなかったの?

妹が駆けつけてくれました。なんだか変な方向に動いてる・・・・
このまま入院で、次々と検査が待ち受けているらしいと伝え、妹が入院手続きを
してくれました。

去年は股関節の人工関節置換手術のため、入院しましたが
その時は、どのくらい入院期間が掛かるとか、どのような検査をするとか、どんな手術だとか
色々な説明をして頂いた後、納得しての入院で、歩けるようになるための前向きの入院でしたが、
今回は、寝耳に水のなんだか分からない状態での入院。。。。不安は隠せません。
しかも、緊急入院だから、余程悪い事を想定しないとイケません。


入院初日から24時間の点滴が始まりました。尿量の計測は義務付けられました。
もちろん、炎症反応が高いという意味では腎盂腎炎の疑いもあり、抗生剤の点滴投与も
6時間おきに一日4回行いました。


2日目。血液検査。尿検査。点滴は前日と同様。
診察時、まずは腎盂腎炎の治療として、抗生剤の点滴投与の説明があり
前日の血液検査の結果が告げられました。

「炎症反応と白血球の数値が異常です。今日も採血をしましたので、明日もう一度診察しますが
色んな意味で合点がいかない事が多いようです。体調で気になる事は無いですか?」

「先生、熱も下がりご覧の通り、元気です。今日にでも家に帰れる気がします!」


3日目。血液検査。尿検査。点滴は前日同様。

「昨日の血液検査の結果、腎盂腎炎よりも気になる事が見つかりました。
そのための採血だったのですが。身内に膠原病の方はいらっしゃいませんか?」

「膠原病?ですか??おりません。膠原病の疑いがあるんですか?」

「膠原病も疑っていますが、それ以外にも色々疑いが出ています。」

「例えばなんですか?」

「結核とか・・・・今日は胸のレントゲンを撮って頂きます。あとCT検査もやります。」

結核??????
毎年胸のレントゲンは撮っているけど結核?ですか~?

「腎臓結石はどうなったんですか?亜急性甲状腺炎は?」

「腎臓結石はありませんでした。亜急性甲状腺炎でもありません。一番気になるのは
血液の病気の可能性です。今日は血液腫瘍科に掛かってもらいます。」

腎臓結石→亜急性甲状腺炎→腎盂腎炎→膠原病→結核→血液の病気
なんなんだ~~~~?一体何が起こっているの?私の体の中・・・

血液腫瘍科という、なんとも恐ろしげな「科」に受診しました。
そこの先生から、血液検査の詳しい話を伺いました。

「通常は、腕の血管から採取した血液に入っていてはならない血液成分が入っています。
これは、骨髄で作られている未成熟の白血球などが、バリアを破って漏れている状態で
骨髄の中で、飽和状態になっていると思われます。詳しく調べる必要があり、
命にも関わる事です。」

丁寧に説明して頂き、きちんと調べる必要がある事は理解しました。

「そこで、骨髄から骨髄液を採る検査をします。いろいろな病気が考えられますが
一つには、白血病というのが代表的な病気です。ただし、腕からの採決では
診断できないために、骨髄液の検査をします。来週の火曜日に検査をします。」

血液の病気。。。というのは、白血病のことだったんだ。。。。(焦)
私みたいな元気な白血病、、、、居るのかな~?

4日目は日曜日なので、検査はありませんでした。


5日目。血液検査・尿検査・点滴。点滴は抗生剤のみになり、6時間おきに一日4回です。
この日は教授回診の日。
とってもやさしそうな教授先生です。人当たりも良く、丁寧な口調で、声も優しい・・・でも。

「福島の原発でお仕事されていた事は無いですか?」とニコニコしながら聞かれると。。。

「えっ?そんなレベルの話なんですか?」

「そんなレベルです。」ニコニコ。

ちょっと、笑ってる場合じゃないでしょ・・・・・

「血液検査血は福島の原発で被爆した人と同じような値です。」と仰いました。

「昨年、足の手術でCTいっぱい撮ったり、レントゲンいっぱい撮ったりしてます!」と言うと

「そんなレベルではないんですよ。」ニコニコ。。。。。

「だから、血液腫瘍科で白血病の骨髄穿刺をするんですか?」

「そうです。ただ、急性白血病というには、数値がなだらかです。
白血病ではないという確証を得るための検査だと思って下さい。」ニコニコ。。。。

「はい!」ニコニコ。。。思わず私もニコニコしました。

教授は診察する訳でも無く、お話だけでしたが、ちょっと安心させてくれる存在になりました。
それにしても、教授回診。何人ひきつれて歩いているのやら・・・・
そんなに、くっついて歩いても、後ろの方の人は聞こえてないじゃんね~(爆)


6日目。血液検査(病院外に検査に出す分)・尿検査・点滴(抗生剤のみ)
今日のメインイベントは骨髄穿刺・・・・(怖)
その前に、ドクターからシャワーを浴びていいよと言われ、体を清めます(笑)
血液腫瘍科に行くと、この前説明してくれた先生が、

「では、頑張りましょう!」

「痛いですかね・・・?覚悟しておいた方が良いですか?」

「そうですね、覚悟しておいて、な~んだこの程度か!って思った方が良いかな~!」

一生懸命和ませてくれます。

「はい!覚悟しましたので、お願いします!!」

先ずは麻酔から・・・・骨髄穿刺をする場所は腰骨(腸骨)。その周囲に数か所麻酔を入れます。
この麻酔。。。。結構痛い(泣)そして、骨に針を刺す!!!!!!!
刺さらない(焦)針を変えてもう一度刺す!!!!!→刺さらない(泣)

「おかしいな。。。。骨が固すぎて通らない。。。。」お医者さんも汗だくです。

三か所目。ここも通らない。。。。私は痛みで看護師さんの手をぎゅっと握りしめていました。
看護師さんは私の両肩をゆっくりさすって、楽にして下さいね・・・と励ましてくれました。

4か所目。。。。

「もう一度、刺しますね、その前に麻酔を追加しますので、、、、」

「先生、痛くても我慢しますので、思いっきり刺して下さい・・・・」

やっとの思いで骨髄液を採りました。骨髄液を抜く時は気持ち悪い痛みがありました。

「痛かったね、、、ごめんね、、、」と先生。

「はい、、、痛かったです。。。。(笑)」正直に言いました。

「この検査結果は来週の木曜に出ますので、外来で来て下さいね。良い結果が出る事を
祈りましょう!」

「はい!」先生の言葉に今までの痛みが軽減した様にも思いました。
帰りは車いすに乗せられて、病棟へ・・・・この日は夜も腰骨が痛みました(泣)


7日目

血液検査。点滴は取れました。

先生の診察。

「あとは、検査結果待ちです。入院していてもしょうがないから、退院しようか!」
と、嬉しい言葉。

「今朝採った血液検査の結果で、とんでもなく悪化していなければ、午後退院しよう!」

「わ~~~い!わ~~~~~い!」

血液検査の結果は、決して良いものではありませんが、悪化した訳ではないので
退院!

注意する事:出血が止まらなかったり、内出血が体のあちこちに出たら直ぐ入院
高温の発熱が2日以上続いたら直ぐ入院
感染症に掛かりやすくなっているので、うがい手洗い厳守

そのた、もろもろ・・・・・      

入院当初あったCRP値は、基準の12倍。退院時は基準の4倍まで下がりました。
白血球数は相変わらず高値安定(自爆)基準の8倍あります。

なんで、こんな事になったのか、骨髄液の検査結果がまだなので、病名も付いていませんが、
この一週間。。。。命に関わる事です!と、数人のお医者さんから言われ、自分の命の事
考えてみました。

今、命が亡くなると、、、、同居ネコのチャーやん始め、色んな人に迷惑掛けるし
大切な友達を悲しませることになります。
それに、今年やらなきゃいけない事、まだまだいっぱいあるんです。
だから。。。。死ねないの。。。。。

白血病の疑い掛けられたままの退院ですが、もし、万が一白血病だったとしても
その病気に寄りそって、生きられるだけ生きて行こうと思います。

でも、結果が『何でも無い』事を、今は切に望んでいます。

結果聞く前に、遊ぼうっと!再入院になったら、今度こそ、、、、地獄です(泣)






緑のトンネル(茅ヶ崎)





1 件のコメント:

  1. 本当に復帰を願います。
    涙を流しながらコメントしています。。。

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